近年、スマホでもハッキングによる被害が拡大しています。

そのため、格安スマホへの乗り換えを考えている人の中には、「格安スマホのセキュリティって大丈夫?」と不安に感じている方もいるでしょう。

結論からいうと、格安スマホのセキュリティ対策はキャリアと比べても遜色ないレベルです。

ここでは、

・格安スマホのセキュリティが安全といえる理由
・スマホユーザーを脅かすハッキング被害
・MVNOが提供するセキュリティ対策
・個人で最低限すべきセキュリティ対策

の4つについて深く掘り下げて、かつ、わかりやすく徹底的に解説していきます。ぜひ、参考にしていただいて、あなたの快適なスマホライフにお役立ていただければと思います。

格安スマホのセキュリティ対策の現状


格安スマホに興味がある、または乗り換えを検討しているけど、「本当にセキュリティは大丈夫なのか?」と不安を感じている方も当然いるでしょう。

そこで格安スマホでは、実際にどのようなセキュリティ対策がされているのかを、ここでは解説していきますね!

MVNOとキャリアのスマホ端末自体のセキュリティ機能に差はある?

結論から言うと・・・

格安スマホのセキュリティ機能は、大手キャリアと同レベル

です。

理由は、格安スマホであっても、実際に使うスマホ端末自体はキャリアで購入するスマホと共通のものを使用しているからです。

つまり同じスマホ端末なので、端末のセキュリティ機能自体は同じになります。

MVNOの中には独自で作ったスマホ端末を利用する場合もありますが、今やセキュリティ対策は必須のため、基本的にセキュリティ機能に差はないと思っていいでしょう。

スマホ端末以外のセキュリティ対策

スマホのセキュリティアプリ
スマホ端末自体はMVNO、キャリアとも同じ端末を仕様しているため「セキュリティ機能は同じ」と前述しました。では、「それ以外のセキュリティ対策はどうなのか?」って気になりますよね。

キャリア同様にセキュリティアプリは使えるのか?

最近では、スマホ端末のセキュリティ機能だけでは不安という方は、「セキュリティアプリ」を利用する方も増えています。

❐主なスマホのセキュリティアプリ

・Safe Security
・ESET Mobile Security
・カスペルスキー インターネットセキュリティ
・ノートン モバイルセキュリティ
・ウイルスバスターモバイル
・マカフィー モバイル セキュリティ
・アバスト モバイルセキュリティ
・LINEアンチウィルス
・Lookout(モバイル・セキュリティウィルスバスター)
・Nex Cleaner
・ウィルスバスターモバイル
・Phone Guardian

など、他にも多くのセキュリティアプリがあります。

有料のものもありますが、無料でも高機能なセキュリティ対策アプリがたくさんあります。

また、上記のセキュリティアプリの中には、格安スマホの契約時に月額数百円で「オプション」として付けることもできます。中には「最大2ヶ月無料」といったように、お得に利用できるオプションもあります。

不安な方は、乗り換えついでに「セキュリティアプリ」の利用も検討してみると良いかもしれませんね。

各MVNO独自のセキュリティ対策は、果たして万全なのか?

キャリア同様に格安スマホ・SIMを提供する各MVNOも独自のセキュリティアプリをオプションとして提供しています。

スマホ利用時に特に注意すべきものとして、

・インターネット上に潜むウィルスによる感染
・ハッキングによる個人情報の漏洩
・アプリ・SNS利用による個人情報の漏洩
・有害な迷惑メールによるフィッシング詐欺

など、今やネットに繋がっている以上は、こうした有害情報にさらされる危険はどうしても高くなります。

最近ではアプリやSNSにも危険が潜んでいます。特に子供の場合は、「何が危険なのか」を自分ではまだ判断できないため、意図しない有害情報にさらされる危険がより高まります。

そういった危険から守るために、各MVNOはさまざまなセキュリティオプションを用意しています。

オプションなので利用するかどうかは個人の判断によりますが、家族でスマホを利用する場合は、ご自身だけでなく子供のためにも、こうしたセキュリティオプションは付けておいて損はないでしょう。

MVNOが提供するセキュリティ対策の中には、

・危険なWebサイトのブロック
・迷惑メールや迷惑電話のブロック
・盗難・紛失時のスマホの位置情報の追跡、端末の利用制限
・アプリ・SNS・SDカードからの不正ウィルスの侵入をブロック
・パスワード管理

などに加えて、子供の、

・スマホのネット・アプリの利用状況の把握
・データ通信量の管理
・アプリの無駄な課金や契約を制限
・現在の位置情報を追跡

など、子供と離れた場所からでも遠隔でチェック、管理、制限できるものもあります。

このように、格安スマホのセキュリティはキャリアと比較しても同レベルの対策を用意していますので安心して利用できると言えます。

今やスマホのセキュリティ対策は必須

格安スマホのセキュリティ
まずは、そもそも「なぜセキュティ対策が必要なのか?」という素朴な疑問から解決していきましょう。

今さら聞けない!ハッキングって何?

まずは「ハッキングって何?」という基本的なところから解説していきましょう!

世間一般では、「ある者が、他人のコンピューターに許可なく不正に侵入する行為」をハッキングと呼ぶ場合があります。

しかし、正式にいうと、この行為あは「ハッキング」ではなく「クラッキング」と言います。

では、ハッキングの本当の意味はというと・・・

他人のパソコン、スマホなどのコンピューターに不正侵入し、プログラムやデータなどの改ざん、コンピューターのシステム動作不良を起こさせる行為
のことを言います。また、この行為をするものを「ハッカー」と言います。

ハッキングと聞くと、今では悪い行為、犯罪行為のイメージがありますが、本来はそういった悪い意味はありません。

本来、「ハッキング」という言葉自体には、コンピューターのプログラム作成や変更、修正といった意味があります。

日本では「ハックする」とも言ったりしますが、ハッキングにはコンピューターに関する高度な技術と専門知識が必要とされます。つまり「ハッキング」という言葉には本来、善良な意味を持つものなんです。

しかし「ハッキング=悪い行為」のイメージがあまりにも強いため、IT業界では、

・善良なプログラム作成、変更、修正・・・ハッキング
・悪質なプログラムの改ざん、破壊・・・クラッキング

と区別して呼ぶこともあるようです。

また、善良な技術者を「ホワイトハッカー」、悪質な技術者を単に「ハッカー」あるいは「クラッカー」と呼んだりもするそうです。

なぜスマホにもセキュリティが必要なのか?

冒頭でも言ったとおり、年々スマホのハッキング被害は増えています。

スマホのハッキング被害の主なものとして・・・

・個人情報の漏洩
・マルウェア(ウィルス・不正ソフト)による動作不良、不正利用
・詐欺(フィッシング詐欺・ワンクリック詐欺)
・NS(LINEなど)の乗っ取り、なりすまし
・盗難、紛失

が挙げられますが、これらの被害を防ぐためには、今ではスマホのセキュリティ対策はやって当たり前、必須と言えます。

ただ、セキュリティ対策には通りあります。

  • スマホ端末自体のセキュリティ対策
  • スマホユーザーによるセキュリティ対策

例えば、ある日突然、「利用中の金融機関からメールが届き、個人情報の入力を促され、つい入力してしまった」がために、見に覚えのない金額を請求されるなど。

これを、「なりすまして、ユーザーの個人情報を不正に釣る」行為から「フィッシング詐欺」と呼びます。

最近では、このフィッシング詐欺によって、金融・クレジット情報を取得して悪用される被害者が急増しています。

この場合、セキュリティ対策としてスマホ自体に、そういった不正なメールをブロック、削除するなどの対策も必要ですが、現実的には100%防ぐことは不可能に近いです。

「オレオレ詐欺」のように、手を変えしなを変え色んな手口で詐欺行為を繰り返す詐欺師と同じで、対策してもまた新たな手口で攻めてきます。

そう考えると、スマホユーザー自身のセキュリティ意識を高めて不審なメールには引っかからないようにすることも重要です。

自分で出来るセキュリティ対策

自分でできるスマホのセキュリティ対策
ここまで格安スマホのセキュリティ対策についてご紹介してきましたが、スマホ端末自体のセキュリティは必須ですが、実はそれだけでは不十分です。

スマホを実際に利用するユーザーも日頃から、セキュリティ対策の意識を持って利用することが重要です。

そこで、日頃からユーザー自身ができる最低限のセキュリティ対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

最低限すべきセキュリティ対策

ここでは私達、スマホユーザーが日頃から最低限やるべきセキュリティ対策を4つご紹介します。

画面ロック

スマホの画面ロックは今では当たり前に、みなさんやっていると思います。ただ子供や高齢の方の中には画面ロックしていないケースもあるようです。

もしスマホの紛失、盗難、どこかに置きっぱなしにした場合に他人が簡単に見ることができます。

仮に紛失した場合でも、画面ロックしておけば簡単にロック解除ができないため個人情報漏洩や不正利用を避けることができます。

画面ロックは最低限やるべきことの中でも、本当に必須なので必ずしておきましょう。

ID、パスワードの設定

新しくスマホを購入した場合、IDやパスワードは初期設定されていますが、これを初期設定のまま利用している人もいます。

初期設定のままでは他人が簡単に利用することもできるので、IDやパスワードは必ず自分で設定し直しましょう。

その場合、生年月日などわかりやすいパスワードは絶対に避けるようにしてくださいね。

最新バージョンのOSにしておく

スマホに入っているOSは定期的にバージョンアップしています。これは単にサービスの利便性や快適性をアップさせるだけではなく、ソフトウェアのプログラム設計ミスによる不具合を修正することでセキュリティ向上のためでもあります。

ソフトウェアにおけるプログラムの設計ミス、不具合のことを「セキュリティホール」と言いますが、世界中の悪質なハッカーは、ここを狙ってハッキング、またはウィルス感染させてきます。

こういった危険からスマホ端末を守るためにも、OSは常に最新バージョンにアップデートしておくようにしましょう。

アプリも常に最新バージョンにしておく

スマホ端末のOSだけではなく、今利用中のアプリがあれば必ず最新バージョンにしておきましょう。

古いバージョンのまま利用していると、アプリの不具合が起こりやすくなるだけでなく、そこにつけ込んでハッキングされる危険性が高まります。

アプリの中には自動で最新バージョンに切り替えてくれるものもありますが、通知で「最新バージョンへアップグレードしてください」といったメッセージがくるものもあります。

アプリをよく利用する方は、定期的にアプリも最新バージョンにして利用するよう心がけましょう。

日頃から注意すべき対策

日頃から注意すべきスマホのセキュリティ対策
ここでは「最低限すべきセキュリティ対策」以外に、スマホを利用する際に日頃から注意すべきことをご紹介します。

Wi-Fiへの接続で気をつけるべきこと

スマホユーザーのほとんどが今では当たり前にWi-Fiを利用していますが、実はこのWi-Fiの利用にも危険が潜んでいます。

自宅Wi-Fiで気をつけるべきこと

自宅でWi-Fiルーターを使っている場合は、必ず最新のフォームウェアに定期的に更新しておきましょう。

フォームウェアとはWi-Fiルーターに組み込まれたソフトウェア(プログラムみたいなもの)のことです。

これ以外に、してない人は多いと思います。私もWi-FIルーターを使い始めてしばらくフォームウェア自体の存在を知らず、更新なんて一度もしたことがなかったんです…。

ルーターは光ネットを契約して設置するときに、契約先が用意してくれたものを利用しているケースが多いと思います。

私はBIGLOBEの光回線を利用していますが、各サービス会社のユーザーページ、もしくは公式ページにフォームウェアのアップデート方法が記載されているので、確認してみましょう。

アップデートは基本、無料でできるので利用し始めてから一度もアップデートしてない方は、念のため最新バージョンか確認して、そうでなければ最新にアップデートすることをおすすめします。

街中のフリーWi-Fiは便利だけど要注意!

今では外出していても公共の場、カフェ、ファミレス、コンビニなどいたるところでフリー(無料)Wi-FIが利用できますよね。

フリーWi-Fiも基本的には、しっかりと「セキュリティ対策」がされていますが、中には悪質なものもあるので要注意です。

安心して利用できるのは、フリーWi-Fiを提供している企業の「ネットワーク名」「パスワード」を入力して接続されるWi-Fiです。

要注意なのは、パスワードを入力しなくても接続できるフリーWi-Fiです。これは危険です。

「パスワード入力が面倒くさい」からと、つい利用する人もいますが絶対に利用しないようにしましょう。その面倒くさいという心理をついて、Wi-Fi電波を発して利用させて、スマホ端末自体が乗っ取られてしまうケースもあります。

最悪、個人情報をごっそり抜き取られるだけでなく、アプリ、SNSのアカウントまで乗っ取られて自由に利用されてしまいます。

外出時にフリーWi-Fiを利用する場合は、信用できる企業が提供しているもの、かつパスワード入力しないと利用できないものを選ぶようにしましょう。

フリーWi-Fiで注意することまとめ

・信用できる企業のWi-Fiを使う
・ログインが必要なWi-Fiを使う
・自動で接続するWi-Fiは使わない
・個人情報を扱うなど重要なやり取りは行わない

見慣れないメールは閲覧しない、クリックしない

GmailといったフリーメールアドレスだけでなくSMSといった電話番号を使ったショートメッセージも注意が必要です。

「見慣れない」「不審」「心当たりのない」メールが来た場合は、絶対に閲覧しないこと。開いた場合でも、そこに記載されているURLを絶対にクリックしてはいけません。

最近では佐川急便などの配送会社、または銀行など金融機関、クレジット会社になりすまして、メッセージを送ってくるケースが増えています。

金融機関のなりすましメールには、「本人確認の為、口座番号、カードの暗証番号を入力してください」といった内容のメッセージがあります。これを信用して入力したがために個人情報を搾取されて口座を不正利用されるというフィッシング詐欺の被害も増えています。

※まず金融機関、クレジット会社がメールで、そういった重要な個人情報を入力させることは絶対にありません。

本物か偽物か自分では判断できない場合は、まず記載されている金融機関に電話して確認するようにしましょう。URLをクリックしただけでウィルス感染、ハッキングされる「ワンクリック詐欺」もあるので特に要注意です。

不審なメールへの対策まとめ

・不審なメールは閲覧せず、即削除
・個人情報は絶対に入力しない
・URLをクリックしない
・判断できない場合は、まず電話して確認

警告表示「あなたのスマホはウィルス感染しています」などに注意

ネット検索したりサイトを閲覧していると、「あなたのスマホはウィルス感染しています」といった警告表示がされて、セキュリティアプリのダウンロードへ誘導する詐欺メッセージがあります。

これもほぼ100%、フィッシング詐欺、ワンクリック詐欺なので真に受けて、ダウンロードしないようにしましょう。

子どもが使用する場合の安全対策

格安スマホへの乗り換えを機に、子供にもスマホをもたせる方もいるでしょう。

前述しましたが、大人でも騙されるケースが増えているのに、ましてや子供であればもっと「これは危険かどうか」の判断はつきにくいですよね。

そこで、子供にスマホを使わせる場合は、セキュリティオプションを付けることをおすすめします。

遠隔で、子供が利用するスマホのネット・アプリの「利用制限」「ブロック」「監視」ができるセキュリティアプリを月額数百円で付けれるオプションがあるので、契約時に検討してみましょう。

以上、自分でできる最低限のセキュリティ対策についてご紹介してきましたが、これ以外に実は細かく言えばまだまだありますが、まずは今回ご紹介した対策はぜひ心がけましょう。

これだけでも、意図しない悪質な詐欺から身を守る確率は数段にアップしますので。

格安スマホのセキュリティ対策まとめ


ここまで格安スマホのセキュリティ対策についてご紹介してきましたが参考になったでしょうか?

悪質な詐欺行為は常に進化し、さまざまな手法で私達スマホユーザーを攻撃してきます。今後もこういった詐欺行為がなくなることはないでしょう。

それ故、私達スマホを利用する側も常にアンテナを張って、こうした脅威から身を守る対策を常にしていく必要があります。

とは言っても、詐欺行為が進化を続けている以上、私達がするセキュリティ対策には「これさえすれば完璧、大丈夫」といったものは正直ありません。

だからこそ、

・スマホ端末自体のセキュリティ対策
・ユーザー自身ができるセキュリティ対策

この2つの対策を、できる範囲で意識しながら「最低限の対策」をするよう、日頃から意識してスマホを利用することが重要だと思います。

快適なスマホライフを送るためには、月々の携帯料金を抑えることも大事ですが、セキュリティ対策も必須です。

ぜひ、参考にしていただいて、今後のより安全なスマホライフに役立てていただけると幸いです。