おそらく、この記事にたどり着いたあなたはキャリアで購入したスマホ端末を使って格安SINへの乗り換えを検討している方だと思います。

格安SIMへの乗り換えを検討するようになると「SIMフリー」「SIMロック」「SIMロック解除」という言葉をよく聞きますよね。

キャリア契約のスマホを利用しているときはSIMについて考える必要もなかったので、この言葉を気にもとめてなかった人がほとんどではないでしょうか。

そういうあなたのために、ここではわかりやすく、それぞれの意味と「SIMロック解除」するときの注意点をお伝えしていきます。ぜひ参考にしてくださいね!

SIMロックってそもそも何ですか?


まず、「SIMロックとは何か」という基本的なことからお伝えしていきますね。これがわかっていないと、いざ格安SIMへ乗り換える際に戸惑ってします。

キャリアで購入したスマホは必ずSIMロックされている

「SIMロック」とは、スマホ端末に他社のSIMカードを挿入しても使えないように制限することです。

わかりやすい例を言うと、
ドコモで契約して購入したスマホには、auやソフトバンク、格安SIM会社のSIMカードを挿入しても利用できないように、スマホ端末自体に制限(ロック)をかけられています。

これはドコモに限らず、auやソフトバンクといったキャリアで購入したスマホ端末は必ずSIMロックされています。

このようにキャリアで契約したスマホ端末には、他社のSIMカードを挿入しても「利用できない」ように制限されています。この制限のことを「SIMロック」というわけです。

SIMロックされたスマホを他社で使うにはどうすればいい?

格安SIMへ乗り換える際に、

・「今使っているスマホに慣れているから、まだ使い続けたい」
・「新しくスマホを購入する余裕がない」

といった理由で、今持っているスマホを格安SIMへ乗り換えた後も使いたいという方はいるでしょう。

前述したように、キャリアで購入したスマホ端末はSIMロックがかかっているため、そのままの状態では格安SIMへ乗り換えたとして利用できません。

でも、安心してください!

SIMロックを解除すれば乗り換え後も今までと同じように使うことができます。

以前は、SIMロックされたキャリアのスマホ端末は「ロック解除」できませんでした。しかし、現在は一定の条件を満たせばSIMロックを解除することができるようになっています。

※「SIMロック解除」については、当記事の後半でわかりやすく説明しているので参考に見てくださいね!

今さら聞けない!SIMフリーっていったい何のこと?


この「SIMフリー」という言葉も、最近はよく目にするようになりましたね。

言葉からなんとなくわかるような感じもしますが、「なに?」と聞かれると説明できないなんて人も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

格安SIMへ乗り換える際には、「SIMロック」同様に「SIMフリー」は重要なポイントとなるので、この機会にしっかり理解しておきましょうね!

SIMフリー端末の基本の「キ」

「SIMフリー」とは正式には「SIMフリー端末」と言ったりしますが、簡単にいうとロック(制限)されていないスマホ端末のことを言います。

先程、キャリアで購入したスマホ端末は「SIMロック」されて他社のSIMカードが利用できないように制限されていると言いましたよね。

このキャリア端末のSIMロックを解除することで他社のSIMカードを挿入しても自由に利用できる状態を「SIMフリー」と言います。

また、キャリアで購入した場合のSIMロックされたスマホ端末とは違って、元からSIMロックされてない「SIMフリー端末」もあります。

SIMフリー端末はどこで買えるの?

今では格安SIMへ乗り換える方も年々増えているので、はじめからSIMロックされていない「SIMフリー端末」を購入する方も多いです。

ちなみに私もイオンモバイルを契約する際は、SIMフリー端末を購入しました。

例えば、Appleストアで購入できるiPhoneは「SIMフリー端末」です。

今では格安SIMへ乗り換える方も年々増えているので、Googleストアや楽天市場、アマゾンといったネットショップ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラといった家電量販店でも「SIMフリー端末」が格安で販売されています。

他にも、格安SIMへ乗り換える際に、スマホ端末とセットで契約できるMVNOがほとんどです。

お手頃価格から最新のハイスペックモデルまで品揃えが豊富なMVNOもあります。わざわざ自分で購入しなくても、格安SIMを契約する際にスマホ端末もセットで購入するのがおすすめです。

新規でスマホを購入する場合も、キャリア端末はSIMロック解除して有効活用すべき!

スマホを新規購入する場合は、キャリアの端末をSIMロック解除する必要はありません。でも、そのまま使わずに放置しておくのはもったいないです。

Webで自分でロック解除すれば手数料は無料なわけだから、可能であればSIMロック解除して有効活用してみましょう!

子供に使わせて出費を抑える!

新しくスマホを購入して格安SIMへ乗り換える場合も、今お使いのキャリアで購入した端末は個人的にはSIMロック解除しておくことをおすすめします。

どういうことかというと、例えば…

格安SIMの契約を家族で契約する際に、母親はスマホを新たに購入して、使わなくなったキャリア端末を子供に使わせるという方もいます。

子供ために新たにSIMフリーの端末を購入する場合は、その分費用がかかります。でもSIMロック解除して使わせれば、その分の費用はかかりません。

それに、まだ子供が小・中学生なら、そこまで最新機能のスマホにこだわる必要もないと思うんです。

SIMフリー端末は売れる!

他にも、SIMロック解除するメリットがあります。

というのは、使わくなったキャリア端末をそのまま家に眠らせておくのって、もったいないと思いませんか?

そこで格安SIMへ乗り換える際に、今まで使っていたスマホを買取に出す方も多いです。

また、そうではなくキャリアで単にスマホを最新機種へ切り換える際も、要らなくなったスマホをSIMロック解除して買取専門店で売る方もいます。

もちろん、SIMロック解除していないスマホでも買取ってもらえることはできますが、買取値はどうしても安くなります。

理由は、利用できるのがキャリアのSIM、また同回線の格安SIMのみと使える範囲が制限されるからです。

その点、SIMフリー端末であれば他社のSIMを使える範囲が広がります。その分、利用価値が上がるので高値で買取ってもらえる可能性があります。

特にiPhineなどの人気端末は、まだ比較的新しい機種であれば高額買取の対象にもなります。

そう考えると、たとえ数千円でも家で眠らせておくことを考えれば、買取って貰うことで格安SIMの新規事務手数料の3000円の足しにもできますから、おすすめです。

各キャリアのSIMロック解除の方法と費用について


SIMロック解除するには、

  1. Webで自分で解除する
  2. キャリアショップでスタッフに解除してもらう
  3. 電話で解除してもらう」の3つの方法があります

どの方法でするかは人それぞれです。各キャリアごとの解除方法をお伝えしていきますのお好みの方法で解除しましょう。

ドコモ端末のSIMロック解除方法・条件・費用

ドコモ端末のSIMロック解除の方法は3パターン

・スマホ、パソコンで「My docomo」から自分で解除手続きをする
・ドコモショップのスタッフに解除してもらう
・電話で解除手続きをする

ドコモ ドコモのSIMロック解除の手続きはこちら

ドコモ端末の解除条件

・2011年4月~2015年4月に発売されSIMロック解除対象機種であること
・2015年5月移行に発売されたSIMロック解除対象端末であること
・購入日を1日目として100日経過していること
・端末代金の支払いが済んでいる

※1-上記条件をクリアしていてもSIMロック解除対象機種でなければ解除手続きできないので上記公式サイトにて確認しましょう。
※2-2011年4月~2015年4月発売の端末のロック解除はショップのみ対応です。

ドコモ端末のSIMロック解除費用

・Webで解除する場合は「無料」
・ショップ、電話にて解除の場合は「3300円(税込み)」

au端末のSIMロック解除方法・条件・費用

au端末の解除方法は2パターン

・スマホ、パソコンにて「My au」から自分で手続する
・auショップにてスタッフに手続きしてもらう
※電話での解除手続きは対応していません。

au auのSImロック解除の手続きはこちら

au端末の解除条件

・2015年4月23日以降に発売された端末であるおと
・ネットワーク利用制限を受けている端末でないこと
・購入日を1日目として購入から101日経過していること
・端末代金の支払いが済んでいること

以下の場合は、購入日から100日以内でもSIMロック解除可能!

・一括での購入の場合
・クレジット決済にて購入している場合
・前回のSIMロック解除受付日から100日経過している場合

au端末のSIMロック解除費用

・Webにて解除する場合は「無料」
・auショップにて解除する場合は「3300円(税込み)」

ソフトバンク端末のSIMロック解除方法・条件・費用

ソフトバンク端末のSIMロック解除の方法は2パターン

・スマホ、パソコンにて「My SoftBank」から自分で手続する
・ソフトバンクショップにてスタッフに手続きしてもらう
※電話での解除手続きは対応していません。

ソフトバンク スフトバンクのSIMロック解除の手続きはこちら

ソフトバンク端末の解除条件

・2011年8月17日以降に発売の端末でSIMロック解除対象機種であること
・2011年8月17日~2015年4月までに発売されたSIMロックロック解除対象機種はショップ対応のみ
・購入日を1日目として購入から100日経過していること

以下の場合は、購入日から100日以内でもSIMロック解除可能!

・一括での購入の場合
・クレジット決済にて購入している場合
・前回のSIMロック解除受付日から100日経過している場合

ソフトバンク端末のSIMロック解除費用

・Webで解除する場合は「無料」
・ソフトバンクショップで解除して貰う場合は「3300円(税込み)」

SIMロック解除して格安SIMへ乗り換える場合に絶対に注意すべき4つのこと!


ここではSIMロックを解除するにあたって特に気をつけてほしい注意点を4つお伝えしていきます。

逆に今からお伝えする5つの注意点を抑えておけば、SIMロック解除で失敗することはないので、ぜひこの機会に確認しておきましょう!

格安SIMの契約方法によってはキャリアと二重契約になるので要注意

これはうっかりミスであることなので特に注意してくださいね!

キャリアからSIMロック解除して格安SIMへ乗り換える場合には2つのパターンがあります。

乗り換え方法①

MNOを利用して電話番号を引き継いで乗り換える方法(MNP新規)

乗り換え方法②

新しく電話番号を取得して乗り換える方法(新規契約)

①の場合は、MNPによって電話番号が格安SIMへ移行した時点でキャリアとの契約は「自動解約」になります。

要注意なのは②の方法で乗り換えた場合です。
電話番号を新規で契約した場合、キャリアとの契約はまだ継続されたままになっています。ですからキャリアショップに出向いて自分で契約解除の手続きをする必要があります。

これをうっかり忘れてしまうとキャリアとの契約は続いたままなので格安SIMとキャリアで2重に通信量を払う羽目になります。

ショップにてSIMロック解除する場合は、スタッフさんから解約について言われるので忘れることはありません。

問題は、Webで自分でSIMロック解除する場合に、中には「SIMロックロック解除=解約」と勘違いしている方がいるので要注意です!

大事なことなのでもう一度いいますが、

自動解約されるので解約手続きは不要

・MNPを利用して電話番号を引き継いで格安SIMと契約す場合は、必要なし。

自動解約されないのでショップにて解約手続きが必要

・新しい電話番号を取得して格安SIMと契約する場合は自動解約担っていないので、必ず自分で解約手続きしましょう。

 

キャリア端末が格安SIMの周波数・機種に対応していないと使えない!

基本的にSIMロック解除したスマホ端末は他社のSIMカードが利用できますが、場合によってはロック解除しても利用できない場合があります。

どういうことかというと、
各キャリアの回線をレンタルすることで格安SIMは利用できるわけなんですが、各キャリアごとに国から振り分けられている電波には周波数があります。

キャリアで購入したスマホ端末は当然、その周波数に対応していますが、必ずしもこれから乗り換えようとしている格安SIMが100%、その周波数に対応しているとは限りません。

また機種自体がご希望の格安SIMに対応していない場合もあります。

ですから、乗り換える際には必ずご希望の格安SIMの公式ホームページで確認しましょう。各格安SIM会社ごとに公式ホームページに「動作確認済みの端末」という項目で対応機種が各キャリアごとに記載されていますので要チェックです。

SIMカードのサイズが一致していないと使えない!

これもうっかりミスでやってしまいがちなことなので注意です。

SIMカードのサイズには「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3タイプあります。

今の主流は「nanoSIM」ですが、古い端末だと「nanoSIM」でない場合があります。

ちなみに2012発売のiPhone5から、「nanoSIM」サイズが導入されているので、それ以前のiPhoneであれば気をつけましょう。

格安SIM会社によってはSIMカードのサイズは選べる場合もありますが、「nanoSIM」のみというところもあるのでSIMカードのサイズは間違えないようにしましょう!

キャリアと同じ回線の場合はSIMロック解除は基本的に不要!

ここまでSIMロック解除しないと他社のSIMカードが使えないとお伝えしてきましたよね。

でも実は、SIMロック解除しなくても、今使っているスマホで格安SIMへ乗り換えることも可能です。

「えっ!?そうなの!!早く行ってよ!!!」と思った方もいるかもしれませんが…(汗) 実はできるんです。

ただ、それには条件があって、キャリアと同回線の格安SIMを選ぶことです。

そもそも格安SIMを提供しているMVNOはドコモ、au、ソフトバンクといったキャリア回線をレンタルしています。なので格安SIMは必ず3キャリアのどれかの回線を使っていることになります。

詳しいことは、こちらの記事にて解説していますのでご覧くださいね!

なぜSIMロック解除ができるようになったのか?その背景とは?


これは余談ですが、そもそも「なぜ今までキャリア端末はSIMロックされていたのか?」、そして「なぜ今SIMロック解除できるようになったのか?」

素朴に疑問に思っている方もいると思うので、簡単にその理由をお伝えしておきますので興味のある方は参考にどうぞ!

キャリアがSIMロックをかけてきた理由

各キャリアが、これまでSIMロックをかけてきた一番の理由は、「他社へ簡単に乗り換えられないように」ということです。

簡単にいえば「ユーザーの囲い込み」ですが、他にも理由があります。それは「端末代金の値引き」です。

各キャリアは新規のユーザーを増やすため、また他社からの乗り換えを促すための戦略として、最新の高額なガラケーやスマホ端末を大幅値引きして販売していました。

かつてMNPを利用して乗り換える場合は「端末代は実質1円、ゼロ円」なんていうキャンペーンを覚えている方もいると思います。

ユーザーからすれば嬉しいですが、普通に考えて、「ゼロ円でどうやって利益だしているの?」と思いますよね。

キャリアは端末代を大幅値引きする代わりに、その穴埋めとしてユーザーが毎月支払う電話料金から回収していたわけです。

ところが、端末購入後にすぐに他社に乗り換えられてしまっては回収できなくなります。あるいは割賦で購入した端末代を未払い、あるいは踏み倒されては困るわけです。

そこで端末値引き分をしっかりと毎月の電話料金で回収できるまで、安価で購入した端末を簡単に他社で利用できなくするため、SIMロックをかけることで防止していたんです。

SIMロック解除が義務化になった理由

ところがこの戦略を、以前から総務省は問題視していました。

・端末を安価に購入できる恩恵を受けられるのは端末を買い換える人だけという不平等
・端末値引きによって、端末代が電話料金にプラスされて毎月の支払額が高騰すること、
・他社への乗り換えが制限され事業者間競争が停滞する

といった問題から、総務省はかねてからキャリアに「端末の大幅値引きの抑制」と「SIMロック解除」を求めていました。

そういった経緯から、2018年に各キャリアが中古端末のSIMロック解除に応じるように義務化され今に至るわけです。

もともと日本の毎月の携帯電話料金は諸外国と比べて高すぎると指摘され続けていましたしね。確かに倍近く高いわけです。

最近では総務省のさらなるキャリアへの「料金値下げ要請」で、各社「ahamo」「LINEMO」「povo」といった新たな低料金プランを発表しています。

それに比例して、各MVNOもさらなる格安SIMプランを打ち出してきていますね。今後ますます競争は熾烈化していくと思われますが、何より毎月の出費が少しでも抑えれるというのは嬉しいかぎりですね。